上海vs北京。ひとくくりに中国って言わないでって話。
お久しぶりです。
2016年6-9月に上海でインターンをした杉崎といいます。今は東京にいます。
北京にあったジムみたいな本格的なマシーンがたくさん置かれてる公園。斬新すぎ。
早速ですが、上海と北京の違い、みなさんご存知ですか?
同じ中国の中心都市と言っても、地域によってまったく違う色があって面白いので、今回はこの違いについてご紹介します。
結論から言います。
上海は日本でいう東京、北京は京都・大阪なんです。
(久しぶりに投稿すると結論から言うスタイルやりにくい…。)
上海:新しいものをどんどん取り入れる。
北京:古いものを大事にする。
上海の方が海に近いため、海外の人間も多いです。
その分、どんどん欧米化して行っている感じがありました。
一方、北京は上海よりも旧式の建物が残っていることが多かったり、古くからある中国を守りつつ進もうとしている感じがあります。
天安門らへんの建物。(天安門は北京にあります。)この建物は皇宮だったところらしい。
北京の人は上海に憧れを持ったり、逆に苦手意識を持っていたりするようで、友人の北京の人たちは上海の人を「アカ抜けてるイメージ」「近づきにくい」って言ってました。
日本で地方出身の人が東京に抱くものと似ている気がしますね。 笑
上海:綺麗で新しめな観光地
北京:汚いかもしれないけど伝統的な観光地
観光地にもその色が出ます。
建物は建て直す文化が強い上海では、綺麗に整備されたような建物・場所が観光地として人気であることが多いです。
これは上海の観光地「新天地」っていうところ。すごく新しくて綺麗!おしゃれ!
北京は先ほど写真で載せた天安門があったり、建物は保護する文化が強い。伝統的な街並みが多いです。(首都・国家の中心だもんね。)
ということで、古いちょっと汚い中国も感じたいのであれば、北京。
新しいキレイめな中国を感じたいのであれば上海がオススメです。
上海:渋滞が少ない分、運転が荒い
北京:渋滞が多い分、信号を信じられない
何より一番違うと思ったのは、「車」です。
上海:渋滞は少ない分、運転手さんの運転が荒かったりする。ただ横断歩道に人が渡っていれば止まる。
北京:渋滞が酷い分、運転手さんの運転は穏やか、だけど信号をなかなか渡れないため、人が渡っていようが横断歩道に侵入する車も多くなる。
どっちもどっちで、怖い 笑 個人的には上海の方が良かったです 笑
急ぎの時にタクシー乗れば早く着くし。
(北京の場合10分で着くところが60分かかることになったりするので、本当に急いでる時にはタクシーは使えない。時間かかる分料金高くなるし・・・。)
上海:夏は湿度・気温・日差しすべてがやばい。冬も寒い
北京:夏も涼しい。冬も当然寒い。
もう一つ大きく違うのは、気候です。
上海はめっっっっっっっちゃくちゃ夏が暑いです。
緯度は九州と同じくらいなのですが、比べ物にならないくらい暑い…。
日差しが強く感じるのと、湿気がものすごいのと、コンクリートの地面が多いためかと思います。
一方、北京は夏もとても過ごしやすいです!
緯度は実は北海道くらいなので。
8月でも26度くらいでした。湿気も少なく、上海とは異世界のようでした。
冬は逆なのかと思いきや、冬は上海もめちゃめちゃ寒くなるらしいので 笑
気候は圧倒的に北京の方がいいですね。
盛り上がっている業界も違うらしい(私は詳しく知らない。)
中国8年在住のロイさんによると、
中国は地域によって発達している会社が違うらしいので、そこももっと知ると面白いんだろうな…。
上海は貿易・金融の会社が、北京はIT・ベンチャーが盛り上がっていて、杭州もアリババを筆頭にベンチャーが賑わってきているようです。
あいにくここら辺は自分は分からなかったですが、日本も地域ごとにもっと役割分担があったら面白そうですよね。(もしかしてあるのかな。)
まとめ
ということで、中国でも上海と北京は別物だよって話でした。
天安門で記念撮影、のはずが建物がほぼ入ってない。ちゃら男香港人のウェンデルくん撮影。